ギャラリー
ECUセッティングの
現実
私のホームページは特に難しく書いているつもりはございません。ですので色々な方から色々な感想をいただけます。実際にはECUのセッティングというものはまっさらな白紙の状態からマッピングするものではなく、あくまでテンプレートになる基本マップが某所で出来上がっており、それに少々補正を掛けてとにかく何の問題も無いようにエンジンが動くということに他なりません。ですのでちょっとした知識でECUのデータを書き換えられるものなんです。これに学歴はいりません、趣味でも出来る範囲です。基本的には低回転時はノーマルより5度点火時期を進めて、高回転は点火時期の最適化とパワー空燃比にする。こんな単純な書き込みデータがECUセッティングの殆どだと思います。某有名店でも最新車輌のECUセッティングでもこれ以上でもなく、基本的なことしか出来ないものなんです。しかしながらそのデータで上手く動かない時があり、それは何処かエンジンが不調なんだと判断出来る少しのスキルを持ったSHOPさんもいることでしょう。上手く動くはずなのに...なんて言われた事はありませんか。これは基本マップにそぐわないこと=エンジン不調ということなんです、簡単ですよね。そして、これが一歩進んで、某頭の良いECU達はエンジンの空燃比を自動で補正してくれる機能を持っているのです。ですのでデータさえ打ち込めば誰でもバカでもお金を出せば勝手にECU側で合わせてくれるんですよね。これはもう10年位前から出来上がっていたシステムです。某モーテック等の海外製品等はそんな昔からそこまでは出来たんです。そして、国内ではそれをH社が開発した金色のECUでしかもノーマルの基本的な良い所を併せ持つサブコンとして出したんですよね。画期的だと思います。これでどんなに出来ないお店さんでも某H社から基本データをもらえば後は勝手にECU側が補正して、しかもノーマルのダイアグ等の点検システムやO2フィードバック等はそのままに走れば勝手にマップが出来上がるなんて代物が最終手段ですよね。ですから某H社が無くなれば国内のチューニング業界は終わりと思われています。何故なら、ECUに直接マッピング出来る人が殆どいなくなるからですよね。そしたら皆さんモーテックを使用するのかな?こんな感じですよね。
ココからが本題です。上記のECUの話を聞いて何か疑問に思いませんか?頭の回転の速い方ならばピンときたことでしょう。そうなんです、何をしてもECU側が勝手に合わせたり、テンプレートに修正を掛けてマップを造ったのならば、ダメなエンジン製作車輌でもそのまま動くことは動くということです。ということはダメなエンジンの組み付け状態でも、ダメなバルタイでも、少々壊れていたとしても、燃圧が上手くきていなくても...機械的にうったマップのまま、とにかくセッティングが終わるということなんです。どんな状態のエンジンでも最低限性能にかかわらず動かすことが出来る、その為の32ビットでしょう。ダメな理由の一つはまずココです。
そしてもう一つは、いくら機械的にうったマップで普通の全開走行はとりあえず走るのでしょうが、どんな時にも万能ではないということ。皆様はいつでも全開ですか?下手糞なドリフト野郎や最高速仕様などはある意味このセッティングでも、頭のレベルに合わせて機械的にいつでも全開なんて方が多数なのでなんとなく大丈夫な感じですが...アクセルの踏み返し時やハーフアクセルの時等からの踏み返し時等、そこまで対応出来ないものなんです。しかも基本的には車のECUは一つのマップしか読んでいませんから、さっきと踏み方が違えど同じ所を読むことになるのでセッティングもずれてしまう。ココまで書くと結構なECUの知識がないと理解できないでしょうが、とにかく機械的な書き込みは場所さえ限定してくれれば良い結果を残せるが、違うアクセルの踏み方で違う方が運転する場合はまた違ったマップになってしまうということなんです。ですので、日本最高峰のレースでは、運転するドライバーに合わせてセッティングもとっているものなんです。今でもECUは結構なブラックボックスです。雑誌も編集者にその知識が無い限り難しすぎて取り上げることは出来ません。ですので当方も何度と無く打診しましたが、編集者にその能力がないとしてECUのセッティングに関する取材は却下になりました。とにかく今時の車はECUで動いています。そのデータ変更をその車やそのドライバーに合わせるだけでまったく違った性能を発揮することは理解いただきたいものです。それが、国産であれ、輸入車であれ基本は全て同じです。理論空燃比と出力空燃比、点火時期だけなんです。
世の中のECUセッティングに関する記述は理論的なことのみしか記載されていないのが現状です。そんなに皆さん理論的な解釈のまま、その通りになると思っていますか。理屈どおりになるのなら計算すれば間違いようが無いものと思います。しかし、そんなに実際は甘くありません。理屈ばかりでつまらない記事ばかり見ている方はそれ以上踏み出せないでしょう。理屈は関係ありません。NAもターボももっと速くすることが可能なんです。その物、その方に合わせるのがECUチューニングなんです。特殊な作業の件ですので簡単には説明出来ません。その車輌一つ一つに最適な方法がございます。






